読み返したらどう思うかな

16歳、高1の女です。自由に書いてます。

1年半以上前に…Part22

「給水所」

大きな入道雲に乗って

今すぐあなたの元へ
並走してる列車なんて
ほら 追い抜いてみせるよ

強い風の吹く窓辺に立って
私のことを待ってる姿が見える

「キラキラ」「ワクワク」
そんな甘い言葉に騙されて
幻(ゆめ)の世界にダイブ?
後で悔やんだって 戻れないなら
力尽きるまで突っ走ろう

昨日まで笑い合ってた人が
いきなり手の平を返す
なんて よくあることだから
特に気にしもしないさ

「本当の強さ」を手に入れれば
全てが変わるはず
だけど本当ってなんだ?

いつもそう まさにそう
透明の薬草を追いかけて
環状線を廻ってる
神に頼んだって 還れないなら
目を瞑り、耳を塞いで やり過ごせ

泣いてしまったら
そこで負けを認めたような気がするから
一人でいる時以外は泣かないって決めた
絶対「弱い」だなんて思わせるか!

キラキラ輝く未来はそこに来てる
なんてことある訳ないけど
何もできずに 寝転んでるより
力尽きて倒れ込んだほうがいいや

後で悔やんだって 戻れないなら
力尽きるまで突っ走れ‼︎

1年半以上前に…Part21

何年間か生きてきて

いろんな言葉を知ったけど
今伝えたいのは 単純な言葉ひとつ
「ありがとう」

捻くれ者だから率直に伝えることができなくて
そうして嫌われるのが怖くて
いつも俯いて爪を眺めていた

勢いつければ 怪我をさせるし
弱く投げれば 届かずに落ちた
言葉のキャッチボールは
まだまだ特訓が足りないな

親しくなるほどに
甘えすぎてしまったから
いなくなってしまった 何人もの人に
ありがとう
喜びだけじゃなく 苦しみも教えてくれて
ありがとう

1年半以上前に…Part19-20

「黄昏に羽ばたく鳥一羽」

夢よ 希望よ 太陽よ

もう何度も追い出したはずなのに
あなたは 手の届きそうで届かない空にて
きらきらと 輝いて

そっと 手を伸ばして
触れることができたと思ったら
遮ってた透明の窓ガラスを撫でただけ

それでも こんなに近くに
あんなに遠くに あるんだもの
今もう一度 夕陽に向かって駆ける
駆ける

今もう一度 夕陽に向かって駆ける
駆ける


「三十六度」

36℃のお湯に 浸かりながら思う
「ぬるい」というより
冷たいお湯に浸かり思う

36℃の世界に 人は溶け込む
いつの間に
夏はこんなに暑くなった

36℃の私は 可もなく不可もなく
ごく標準に生きてきた
これからも そう

36℃の湯湯婆 抱きながら思う
ちっとも温まらない暖房器具を抱き思う

36℃のぬくもりを 誰しも求めている
時に冷たく だけどあたたかい
心を求めている

1年半以上前に…Part18

「檸檬」


「あなたは 夢を持ち続ける理想家
だけど まだ一歩踏み出せてないんですね
大丈夫 ひたむきに努力していれば
必ず その夢は叶います」

占いを見て ほっと一安心
不安がスーッと消えて
これで寝付ける

信じていいものなんてひとつもない
本当は そんなこと知ってる
でも寄り添って 励まして 夢見させてくれる
そんな存在がほしい

占いも宗教もカウンセリングも
心の拠り所になってくれるよ
安心して眠って 朝目覚めて
何が変わってるでもないけど

気がつけば ひとりだけでこんな遠くまで来たんだな
振り返っても 誰もいない
でも ゴールに近づけたならいいや

また知らない方がいいことを
ひとつ ふたつ 知ってしまって
世の中に失望するために
私たちは大人になるの? なんて

誰かを引き離して ひとり駆け出して
誰かを傷つけて 宝を奪って
楽園に着けたかな…
どうせいつかは全て消える幻
なら今は 生きている間は
誰かと幸せになりたい

渇ききった心を潤すのは
水では 多分 なくて
たったひとつの檸檬で 世界が変わるように
私だけの檸檬は
あなただけの檸檬は
そう きっと 近くにある

すぐそこまで来てる

1年半以上前に…Part17

「しゃぼん玉」

こんにちは

またしても昔の記憶の中のぬくもりに話しかけて
仲間に入れて欲しいなって目で見つめてみる

本当はその延長線上に
今も立ってるはずなのに

何に不満を抱いて 何を嫌っていたの?
あんなに楽しい日々は無かった
なんて 今更 戻れない

新しい自分に生まれ変わったら
一からやり直してみようかな
でも怖気づいて また立ち止まって
自分の尻尾を追い回してる

孤独になった代わりに 望んだものを手に入れられるとして
それなら迷わず「分かり合える人」とお願いしよう

どこの誰でもいいんだ
君じゃなくていいんだ

接続詞が言葉と言葉の架け橋なら
人と人との架け橋は一体なんだろう
やっぱり それも人なのかな
なら私は架け橋になりたい

新しいものを手に入れる度に
古びたものは色褪せていくけど
君だけは どうしても
他の何かに消されはしない
強い強い光を放ってる

忘れられるのなら全てを投げ打ってでも構わないから
時々 姿を現さないでおくれよ
いつも探してるのはこっちだけど

新しい自分に生まれ変われるかな
今はそう信じて動き続けたい
もしも何も持ってない
突かれりゃ割れるしゃぼん玉でも
遠くまで 高く高く飛ぼう
風に乗って

1年半以上前に…Part16

「夏の夜」

蒸し暑い夏の夜

いつもより少し早くお風呂に入って
ベットで本を読んで
携帯電話を脇に置いて
君からの返信を待ってる
何食わぬ顔をしてるけど
本当は一番ドキドキしてる時間

予想と同じような言葉が送られてきて
小さくガッツポーズ
また温度を増した 夏の夜

今まで何度 誰かと出会って
誰かと別れてきただろう?
どんなに側にいたくても
離れなくちゃいけない日が来る
きっとこれからもそんな日は来る
それを知ってる

でも今のこの瞬間が 無駄だなんて思わないよ
いつか別れが来るのなら
その日まで 飽きるくらい一緒にいたい
もっと近づきたいって思う

毎日 顔を合わせて
隣にいるのが当たり前になった
そしてそんなことを思い始める自分を
強く責めたくなった

「当たり前」って思うから
つい軽く扱ってしまう
そして仲違いをしたら
どう足掻こうが
元通りに戻せなくなるって知ってる

そんな風に尻込みして
中々近づけないでいる
出会ってから暫く経つのに ずっと気を使い合ってるような気がする
でもちょっとずつ
ちょっとずつだけど 進んでる
ゆっくり行くのもいいなって思える

「壊したくない」と思えば思うほど
君に近づくのが怖くなるけど
それは君も同じかな
なんて思えば 軽くなるだろう
そうやって ちょっとずつ
ちょっとずつ 進もう

いつか来る別れの日まで
ずっと笑い合ってたい

1年半以上前に…Part15

顔に小さなニキビができて

潰すかどうか悩んでる
また小さな命が消えて
生きるかどうか悩んでる
同じ 同じように'悩んでる'みんな

もしも地球が国になって
もしも宇宙が海になって
そんな未来もあるかもしれない

所詮 私たちは歴史の中の一部分にもなれない
きっとそうだ
でも100年後 1000年後の誰かの笑顔のためになら なんだってしたい
そう思って生きていける気がする

大きすぎることを考えるほど
暇なんだって思うこともあるし
頭の中で描いてても
些細なことで苛立つし
でも笑顔を見てれば 釣られて笑顔になっちゃうし
守りたいと思えるんだ
それだけが真実でいい