「黄昏に羽ばたく鳥一羽」夢よ 希望よ 太陽よもう何度も追い出したはずなのにあなたは 手の届きそうで届かない空にてきらきらと 輝いてそっと 手を伸ばして触れることができたと思ったら遮ってた透明の窓ガラスを撫でただけそれでも こんなに近くにあんなに…
「檸檬」「あなたは 夢を持ち続ける理想家だけど まだ一歩踏み出せてないんですね大丈夫 ひたむきに努力していれば必ず その夢は叶います」占いを見て ほっと一安心不安がスーッと消えてこれで寝付ける信じていいものなんてひとつもない本当は そんなこと知…
「しゃぼん玉」こんにちはまたしても昔の記憶の中のぬくもりに話しかけて仲間に入れて欲しいなって目で見つめてみる本当はその延長線上に今も立ってるはずなのに何に不満を抱いて 何を嫌っていたの?あんなに楽しい日々は無かったなんて 今更 戻れない新しい…
「夏の夜」蒸し暑い夏の夜いつもより少し早くお風呂に入ってベットで本を読んで携帯電話を脇に置いて君からの返信を待ってる何食わぬ顔をしてるけど本当は一番ドキドキしてる時間予想と同じような言葉が送られてきて小さくガッツポーズまた温度を増した 夏の…
顔に小さなニキビができて潰すかどうか悩んでるまた小さな命が消えて生きるかどうか悩んでる同じ 同じように'悩んでる'みんなもしも地球が国になってもしも宇宙が海になってそんな未来もあるかもしれない所詮 私たちは歴史の中の一部分にもなれないきっとそ…
「暗い森の奥で」胸に突き刺さった 幾つものもの肋骨から抜けてくよどうってことないけど抜ける瞬間が一番痛いのは返しの付いてる毒針だからそんな風にして何度も夢見ては諦めてきた吐き気がするくらい 意思の弱い物体"もう一度"という常套句記憶を全て失く…
本当に大事なものは 実は生まれた瞬間が一番持っていたりして徐々に無くしていくんだとしたら明日買う予定のものとか 追い続けている夢とかに何の意味があるんだろうどれだけ考えてもわからないから直感で選ぶことを決めた時みたいに今ここにあるものだけを …
「resolution」なんだか 最近思うように体が動かない頭の中は いつもフル稼働中なのになんだっけ…あれ?何かしらド忘れしているような気がして 老いが怖くなる気がつけば 一ヶ月が経っていて早すぎる時の流れに 乗り遅れてしまいそう楽しい時は 足早に駆け抜…
「魚」いつ食べられてしまうかわからない海で生きるよりかはたらふく食べれて 守られてる水槽の中にいる方のが楽だ、なんて風の便りに聞いたことあるがそんな退屈な日々を過ごすよりもスリルを味わってたいもんだし噛みつかれようが 飲み込まれようが自由を…
「ひまわり」「誰かのために」なんていう誠実さは無くてでも何か"良いこと"をしてないと自分への嫌悪感やら 生きてることへの疑問やらに押し潰されそうになるからなぜ私なんかが生きている?っていうのの答えを 人の為(いつわり)で埋めようとしてるんだ結局…
「復唱」ひとりきりになりたくて真夜中 外に飛び出したは良いけどどこへ走ったって追いかけてくるんだ頭の上に煌めく星が虫達の演奏会 そこら中で開催中こんな時間に鳥もいたんだね ヨタカの声もし 今 途方もない孤独感に苛まれていてもそっと窓を開けて 地…
「かさぶた」憧れの人の歌なんか聴くと自分を殺したくなるくらい 美しい音楽を響かせてくるだからもう聴きたくなくなった暗闇に逃げよっと…日が落ちた頃に カーテンをぴっちり閉めて 電気も付けずに 黒に塗り潰された部屋の真ん中で 大の字に寝転がるしたら…
「the WORLD is ONE」遠い国に想いを馳せるこの頃嫌になってきたんだ今住む場所の 環境 人々 歴史さえ逃げ出して 新しい暮らしをワンダーランドで送ってやるんだそう決意して 間も無く空港へ行ったけれども「ワンダーランド行き」の切符は どこにも売ってな…
「捨て○○」町を泳ぐ 黄緑色の風船を吸い込まれるように 手に取っただけど どこのものかも知らないし持って帰るのも気が向かないしその辺に括り付けておいた心優しい人が きっと拾ってくれるから 安心してね最後に 偽善者ぶってみたけど本当はわかってる捨て…
「pillbug」踏まれても 踏まれてももう一度起き上がる硬い殻に覆われ 丸まって坂道を転がり落ちてゆく小さい手がつついた慌てて身を守ったあっちからこっちへと足音は移動する暫くして 外の様子を伺おうとしたが立ち上がれない足は空中を虚しく蹴るだけ悲し…
「貨物列車」貨物列車は今日も進むよそれぞれに夢の欠片を積んで世界中を一回りどんどん連なり伸びてゆくじゃんけんして 負けたら後ろについてさっきまで最前にいたのに 気がつけば100人中95番目さあ いこう朝日が昇ったら いつもの道を辿って変わりのない下…
「きっと何処かに」無理して分かったフリしても結局ホントはわからなくて終いには怖くなって逃げ出す それか泣きじゃくるやっぱり身の丈ってもんがあって僕らは僕らのために作られた ポップサウンドに体を揺らす「まだ大丈夫だよ」っていう言葉に甘えて動き…
「道」「まだまだ道は長いな」肩を落として呟いた見渡せば今日も誰かが誰かを待ってる全速力で駆け抜けてきて息が持たなくなったからひと休みしばらくしたら また走り出そううとうとしてたら 目の前に現れた女神様のようで 魔女のような人がゆっくりと 諭す…
「Run」少し手を伸ばした途端 いつもすぐに消えてしまうもの追いかけようかと悩んでる間に遥か彼方に霞んでしまう全てを受け入れるなんてできない現実なんて見たくない小さい脳みそをいくら酷使しても 辿り着く結論は決まってそれ静寂に包まれた夜ひとり 布…
走馬灯を まぜこぜシチューにしたみたいな夢を最近よくみる。それはそれは しあわせな夢で目覚めたら お土産を手に持っているんだ、ふたつ。ひとつは 小さな箱もうひとつは 大きな箱。昔ばなしにありそうな、ね。ねぼけまなこの私は いつもよく考えもせずに…
流れ続ける時間から逃げたくて逃げたくてそんな日々がおわるとき決まって 気付くことといえば時間は止まってくれないこといつも おわるときにしか気付けない気付いていることを 直視できないああ いま 気付いてしまった逃げたい日々が おわりを迎えるそして …
うれしいことも、かなしいこともそれなりにあったな 私のトマトスープありきの人生。笑い声も 涙も溶けていく、泡のなかに。弾けた瞬間、いつだって 総てはまぼろしのような顔をして「消えないで」の 言葉と共に飲み込む トマトスープ。それは夢のなかにさえ…
外に出せなかった気持ちって忘れたつもりでいても心の深くでおとなしくしているだけでふいに暴れだしたりするのかなそれをまた封じ込んだって眠れる爆弾が増えていくだけなのにはき出すことすら今はもうできない
恥を捨て希望も捨てなるべく当たり障りないように生きていれば出しゃばることもなく自分の範囲内ですてきに生きれるんだろう
ストレスを発散することそれ自体がストレスになってるってまじできもちわるいわ〜。
きもちわるいからしんでよ。とまで思いながらも 変わらない希望を抱くほうが罪だと思ってしまうのはどうしてなんだろう変われば こんな考えからも脱け出せる?きっかけを探すことすら罪のように感じてしまうのは私がそういう人間だから?そういう人の行く末…
真実を知っている あの人は口から溢れる言葉の数々にはわたしだって同感だどんなふうに自分を認めようとしたってそうできないのには理由があるちゃんとした理由だれにでもわかるたいていの人には なんてことない理由それを知ってしなければならないこととは…
つまりそういうこと無理っぽい。なにその 曖昧で自堕落なひびき明日だけをねがったり昨日だけをおもったり今をみつめるのが こわいんだろうかそうしてここまで来てしまったのか昨日からつづく今日は 明日にもどうせつづいてとどまらず闇のなかを 浮遊してい…
どうしようもないやかすかにきこえる声が こわいこわい こわいと、つぶやいていつのまに消えた?きのうのことを思い出してもどれないのだ と鍵をかけていっぽその一歩は わたしにもふみだせる?ばかげたはなしいつか消えるくるしみなんてあしたに置いて今日…
苦しみを食べるもう気持ち悪い苦しみから逃れさらなる苦しみの道へおちるだけもうどうにかしてわたしには開けない扉ずーっとずっとその前に突っ立って開けよう 開けたい何度思ったことかだけど自分の弱さに溶けてゆく叶うことのない願いだから扉をつくっただ…