読み返したらどう思うかな

16歳、高1の女です。自由に書いてます。

1年半以上前に…Part23-25

「JUMPING」

呼び鈴を鳴らしても 助けはやって来ない
そんなこと ずっと前から知ってたつもりだけど

茶碗を箸で叩いたり
空き箱に輪ゴム張ったりして
一人 バンドの真似事
小さい頃から もうずっとそんな調子

夢見ていたんだ
コートに腕を通す時みたいな
胸が高鳴る瞬間を

そうだ 僕らはそこまで強かないけど

弱くもないはず
いつか跳べるって思ってるんだ
どんな綺麗なものでも いつかは忘れられるなら
僕は覚えてすらもらえないだろう
そのほうが都合がいいや
心から歌えるや

カーテンの隙間から朝日が射し込む
もう明るくなってんのに 寝つけやしないな

白いコードを辿った先にあるコンセント
どこから来てるの?って光の大本を探す

ポツリポツリと雨が降ってきた
傘も差さず 夜道を全力で駆け抜けたら

なんか昔のこと思い出すなぁ
いつか絵本にでも描いてあったかな
水溜まりを越えられずに 泥水被ってた
どうせ雨に濡れたら 汚れなんて落ちるから
今は気にしないで走ろう
そのほうが気分がいいや
心が軽くなるや

あ、虹が出た。
四色の消えそうな空の橋
今なら きっとどこまでも跳べるはず
1,2,3でジャンプ



「溜め息のうた」

「そこに山があるから登る」
どこかで聞いたような言葉
僕なら 目の前に何があろうが
特に興味も示さないだろうな

ただひとつ
音が聴こえたら
君の声が聴こえたら
すぐにでも飛んで行きたいって思える

一番大事なものは何か?と聞かれたら
少しの迷いも見せずに
この命も差し置いて
「君」と答えるよ

こんなこと思いもしなかった
そこまで大切に思ってなかった
でも いつの間にか
目に見えない何かが 僕らの間に生まれていたのかもしれない
もう どうしようもなく
ドラマのように 映画のように
頭の中が ただひとりに埋め尽くされた
おめでたい奴になる

こんなに胸を焦がしても
うまく伝わらないもので
すれ違うんだよなぁ
噂に聞いてた通り こんな辛いものはないな
だけど これ以上の幸せもないな

どこもかしかも 愛で溢れてるはずなんだ
夢の中だけじゃなく
この世界の全てに

甘い考えを君に歌うと
笑って軽蔑するだろう
だけど 出発点が「愛」なら終着点も同じだって思う
信じてなければ 不安の波に飲まれてしまうだろうから
一緒に歌おう
今 この瞬間だけ
おめでたい人でいよう

君の後ろ姿が遠ざかる
明日また会えるかな
保証のない明日を 昨日も今日も
当たり前のように信じてる

甘い考えを君に歌うと
笑って軽蔑するだろう
だけど 出発点が「愛」なら終着点も同じだって思う
信じてなければ 不安の波に飲まれてしまうだろうから
一緒に歌おう
今 この瞬間だけ
おめでたい人でいようよ



「楽書き」

諦めきれない夢がまだ僕にあった

もう何年も前に投げ捨てて 平凡に暮らしていたのに
突然 目の前にやってきた

ずっと心の奥にあったのかな?
それとも 投げ捨てた夢が
帰る家を探す鳥のように 彷徨ってたのかな?
なら 歓迎せざるを得ない

また君に手を伸ばしていいかい?
返事も聞かないまま 黒い油性ペンを取って
描く 未来地図

幾つになっても 闘志はギラギラと燃えてる
なんて人が きっと
夢を掴む人なんだろうな
持ち続けることができるかが 何においても最重要だよな

とか考えながら
鼻歌交じりにペンを走らせると
いつかのことを思い出す
そう あの頃に帰ったみたいだ
また 心に火が灯った

諦めきれない夢が僕にあるんだ