1年半以上前に…Part19-20
「黄昏に羽ばたく鳥一羽」
夢よ 希望よ 太陽よ
もう何度も追い出したはずなのに
あなたは 手の届きそうで届かない空にて
きらきらと 輝いて
そっと 手を伸ばして
触れることができたと思ったら
遮ってた透明の窓ガラスを撫でただけ
それでも こんなに近くに
あんなに遠くに あるんだもの
今もう一度 夕陽に向かって駆ける
駆ける
今もう一度 夕陽に向かって駆ける
駆ける
「三十六度」
36℃のお湯に 浸かりながら思う
「ぬるい」というより
冷たいお湯に浸かり思う
いつの間に
夏はこんなに暑くなった
36℃の私は 可もなく不可もなく
ごく標準に生きてきた
これからも そう
36℃の湯湯婆 抱きながら思う
ちっとも温まらない暖房器具を抱き思う
36℃のぬくもりを 誰しも求めている
時に冷たく だけどあたたかい
心を求めている