読み返したらどう思うかな

16歳、高1の女です。自由に書いてます。

1年半以上前に書いたものが出てきた…

「Run」

少し手を伸ばした途端 いつもすぐに消えてしまうもの
追いかけようかと悩んでる間に
遥か彼方に霞んでしまう

全てを受け入れるなんてできない
現実なんて見たくない
小さい脳みそをいくら酷使しても 辿り着く結論は決まってそれ

静寂に包まれた夜
ひとり 布団を被って縮こまると
頭の中に次々と 浮かんでは消える
果てしなく広い大地のイメージが
心ごと空へ解き放つよ

「好き。ここにある全てが」
そんな風に言える日が またいつか来るのだろうか
今までずっと 目隠しをしてたってことに
やっと やっと気づいた
しかしなぜ気づいた

どうせなら 何も考えてない楽人と
昨日の晩ご飯の話でもして過ごしたい
道端に横たわる萎れたタンポポ
可哀想に、なんて見つめながら

複雑な文字の羅列を眺めて 眼薬を全身に差したい気分だ
そんなときにはブランコに乗って 口笛が遠くまで聴こえる理由を ぼんやり考えてみよう

光で満たされてく朝
ひとり カーテンの真ん前に立って
遠くで荒げる鶏の声に耳をすまし
通り過ぎていく昨日と 来てしまった今日に文句を並べつつ パジャマのボタンを外すよ

月は太陽に負けて 昼に姿を現さないけど
夜には何よりも輝いて 私たちを照らしてくれるじゃないか
きっと きっとそれでいいんだ
そんな月になれればいいんだ

北風に吹かれなくても
太陽に照りつけられなくても
さっさと脱いでみせるよ
自分を縛り付けるコートなんて

好き。
なんだかんだ言っても
嫌いで、それでいてやっぱり好き
目を背けたくなるくらいに眩しいこの道を
逃げ出したくなるくらいに真っ暗なこの道を
瞼をギュッと閉じて突っ走ってみよう
そうすればどっちも同じさ
どこまでも全力疾走