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読み返したらどう思うかな

16歳、高1の女です。自由に書いてます。

「大人にならないで」

やっとだよ

ようやく目が覚めた
平均的な感覚を そう少しだけ
手に入れた

ずっと望んでたんだよ
それは確かだ
だけど、何故 どうして
今まで以上に自分のこと 嫌いになってしまう

思い込みに気づいた
いいことなのか 悪いことなのか
それはわからないけど
事実として 思い込みに気づいた……

降りかかる惨めさ
湧き上がる嫌悪感
包まれる 皮肉のベールに

自分は映画の主人公だと
勘違いしてたときもあったな
今となりゃ 笑い話さ
悲劇を演じたつもりでも
絶妙に喜劇となって 今 上映されてる
観客は他の誰でもない 私

恋なんて一過性の思い込みだって
わかりきったように呟くと
フラれるよりも虚しい失恋だね

もしも この感覚すら
自分の弱さゆえの言い訳だとしたら
逃げに逃げた結果の 究極の安息地だとしたら
その弱さに打ち勝つ瞬間
未だ見ぬ世界に飛び出せるかも

「ここで終わりだ」なんてさ
碌に生きてない餓鬼の言う台詞じゃない
まだ知らないこと 沢山あるでしょう
知りたいと思うことだって
価値観がひっくり返る出来事を
少しワクワクしながら待ってるでしょう?
心の奥底に沈んだ声
格好つけずに 捻くれずに
そっと聴いてみてほしい
本当は 本当はね
こんな風に絶望してる自分が一番嫌い
明るい未来を信じてたあの頃の私なら好きだよ
言いづらいけど
きっと 好きだった




「随分と複雑に曲がったもんだね。ほら、ここなんて折れちまってる。ここも。ああ、こっちだって」

花屋はそう言った
そしてこちらに向き直る

「でも、よく耐えたと思うよ。台風や記録的猛暑に。大寒波にもね」

そうですか……
相槌を待たずして 花屋は続ける

「いいんですよ。ここからまた真っ直ぐのびてゆけば。」


店を出て歩くと目に入ったのは
路傍に咲く黄色い花

太陽に届くように
背伸びする
いじらしい向日葵の姿



もうどうだっていいや!
吹っ切れた
さわやかな風が舞う

凝り固まってた頭
バカだったね

昨日のことは忘れよう
明日のことなど知れない

ただ 今日一日を
今だけを 頑張ろう